バン
Common Moorhen

バン
科名
クイナ科
その他の名前

英名:[Common Moorhen]
学名:[Gallinula chloropus]
分布
バンはユーラシア大陸のヨーロッパのほぼ全域、アジアの広い範囲、アフリカ大陸の中部よりも南の地域と北部の地中海沿いの一部地域、北アメリカ大陸の中部よりも南の地域、南アメリカ大陸のほぼ全域、大西洋の島々など世界中の非常に広い範囲に分布しています。
また、日本においても留鳥として全国的に見られますが東北地方よりも北の地域では夏鳥です。
大きさ
体長:33cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
バンは一部、渡りを行います。
生息地
バンは河川や湖、淡水の湿地帯、水田、公園の池、などに生息しています。
解説
バンは世界中に分布域を広げ、日本においても全国的に分布しているクイナ科の鳥で、通常は淡水域の水辺に住み、基本的には臆病な性格で用心深い為、常に周りの様子ををうがいながら生活しています。
起きている時間の殆どは水草や昆虫、植物の種子、液果などを食べながら過ごており、 バンは用心深い反面、人にも慣れやすい所がある為、住宅地や公園、村などの近くにある池に住みついている事から身近で見かける事も多い鳥です。

バンの体は頭部の前部にある真っ赤な硬い額板と胴体の側面にある白色の縞模様が大きな特徴となっています。
足には水かきはありませんが泳ぎは得意で、水の中では頭を前後に振りながら泳ぎます。また、大きな足を活かして水草の上などを歩き回る事も多い。

巣は水面の近くに植物の茎やヨシなどを材料にしてボールの形で作られます。