カリフォルニアコンドル
California condor

カリフォルニアコンドル
科名
コンドル科
その他の名前
英名:[California condor]
学名:[Gymnogyps californianus]
分布
カリフォルニアコンドルは世界的に見ても分布域が非常に狭くアメリカ合衆国の西部の一部地域にしか分布していません。
現在は野生の環境下でカリフォルニアコンドルを見る事はなく動物園で見るしかないようです。
大きさ
体長:115cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
カリフォルニアコンドルは渡りを行いません。
生息地
カリフォルニアコンドルは草原や藪などに生息しています。
解説
カリフォルニアコンドルは大型の死肉食の鳥ですが以前は生きている家畜に害を及ぼすと考えられていた為、迫害を受け、絶滅の危機に瀕するまで数を減らしたとされています。

カリフォルニアコンドルは死肉を求めて広大な土地を飛び回りますが寒く風の強い日などはあまり動く事はなく、餌を探していない時はねぐらでひっそりと生活しています。

繁殖力の非常に弱い鳥として知られ、産まれたヒナが繁殖できるようになるまで5~6年はかかり、繁殖できるようになっても2年ごとにしかヒナを孵さないと言われています。
1984年に野生の個体数は17羽にまで減ったとされており、1980年代の半ばには全ての個体を捕獲して飼育下での繁殖が行われるようになりました。
現在では繁殖が成功し数も増えてきている為、野生の環境下に放すという実験も試みられています。