コウノトリ
Oriental Stork

コウノトリ
科名
コウノトリ科
その他の名前
鸛、鵠の鳥
英名:[Oriental Stork]
学名:[Ciconia boyciana]
分布
コウノトリは東アジアに分布し、中国の南部で繁殖します。
かつては日本でも繁殖していましたが、1986年に日本の個体は絶滅し、現在では冬に少数の個体が渡ってくるのみとなっています。
また、兵庫県立コウノトリの郷公園で人工飼育された個体が実験的に放鳥されています。
大きさ
体長:112cm
羽色
色の違いはありません。
渡り
コウノトリは渡りを行います。
生息地
コウノトリは湖や池、沼や水田、干潟やマングローブ林などに生息しています。
解説
コウノトリは黒くて細長いクチバシと赤系の色をした長い足を持った鳥で、放鳥された個体には脚の部分に識別リングがつけられています。

黒い風切り羽を見せて飛行している姿はアオサギに少し似ていますが、コウノトリはアオサギのように首を縮めて飛ぶ事はありません。また、繁殖期にはクラッタリングと呼ばれる上下のクチバシを叩き合わせる方法で「カタカタカタ」という音を出します。
コウノトリは肉食性でネズミなどの小型の哺乳類の他、カエルなどの両生類や爬虫類、魚類など様々なものを餌とします。
巣は樹上に作られ、卵から産まれたヒナが巣立つには約50日間かかります。

尚、コウノトリは現在、国の特別天然記念物に指定されています。