クイナ
Water rail

クイナ
科名
クイナ科
その他の名前
水鶏、秧鶏、水雉
英名:[Water rail]
学名:[Rallus aquaticus]
分布
クイナはユーラシア大陸の広い範囲やアフリカ大陸の北部などで繁殖し、一部地域に住む個体群は中東や東南アジアに渡る事があります。
日本では北海道から関東地方で繁殖する留鳥で、九州や四国においては冬鳥です。
大きさ
体長:28cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
クイナは一部、渡りを行います。
生息地
クイナは淡水の湿地や沼地、水田などに生息しています。
解説
クイナは湿地や沼地のなどに住む非常に臆病な鳥として知られていますが、丈の高い植生など目立たない場所に入り、安全だと感じている場合は大胆な行動もとる事があります。また、日中は隠れている事が多いのですが、日が落ちてくると食べ物を求めて視界のひらけた場所に出てきます。

餌となるものはカタツムリやカエル、エビ、カニ、タニシ、水生昆虫などの小さな動物で、小鳥やハツカネズミなどを食べる事もあります。
クイナは足がしっかりとしていて素早い歩行が得意な鳥ですが、甲殻類や水生昆虫を餌にしている事から想像できる通り、泳ぎも得意としています。

巣はスゲやヨシの茂った草原に草を編む事によってカップ型に形成したものです。
繁殖期以外は単独で生活しています。