ワシミミズク
Eurasian Eagle Owl

ワシミミズク
科名
フクロウ科
その他の名前
鷲木菟
英名:[Eurasian Eagle Owl]
学名:[Bubo bubo]
分布
ワシミミズクはユーラシア大陸のロシアの北部およびインド、東南アジアの一部などの南部地域などを除いた広い範囲に分布しています。
また、国内においても北海道に少数が生息しています。
大きさ
体長:70cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
ワシミミズクは渡りを行いません。
生息地
ワシミミズクは森林地帯や岩場、植物の殆ど生育していない平野などに生息しています。
解説
ワシミミズクは世界で最も大きいフクロウとして広く知られている鳥で体長が大きいだけでなく体全体も太くしっかりとしています。また、同一種の中でも異なった形態を持った個体が多く存在している事もワシミミズクの特徴の一つです。

ワシミミズクの体は全体が褐色の縞模様で覆われており、その模様が生息地である森林や岩場などの背景にカムフラージュします。
頭部からは耳羽が突き出ていて昼間は大きな丸い目の中にある瞳孔が閉じています。

ワシミミズクは視覚が優れており、昼夜を問わずネズミやノウサギなどの小型の哺乳類や鳥類、昆虫など様々な獲物を捕らえて食べます。
巣は洞窟や岩棚などにある窪みを利用しますが、ノスリやイヌワシなどの古巣を利用する事もあります。

尚、ワシミミズクはシマフクロウと似ているとされていますが、目がオレンジ色である事や足指に羽毛があるなどの違いがあります。