アケボノインコ
Blue-headed Parrot

アケボノインコ
科名
オウム科
その他の名前
パイオナスメンストレス
英名:[Blue-headed Parrot]
学名:[Pionus menstruus]
分布
アケボノインコは南アメリカ大陸のブラジル南東部やコスタリカからボリビアにかけての地域に分布しています。
大きさ
体長:28cm
羽色
雌雄でよく似ています。
渡り
渡りはしません。
生息地
アケボノインコは木の茂った森林やその周辺地帯に生息しています。
解説
アケボノインコは頭が大きく尾羽が短いという特徴を持つ為、見る者にどっしりとした印象を与えるインコです。また、美しい青色の頭部と真っ赤な下尾筒、目の後ろにある小さな黒い斑紋なども特徴的です。

アケボノインコは熱帯の樹木が密集している緑が豊かな地域の樹冠部に生息しており、繁殖期など特殊な場合を除いては多くの鳥が集まった集落で生活しています。
このような集落で暮らしている場合はそこから大きく離れる事はなく、一定の距離を保ったままその範囲の中で移動する事でも知られています。
アケボノインコの巣は自然とできた木の窪みなどを利用して作られ、利用できそうな窪みがあれば様々な場所に巣を作ります。

アケボノインコは移動中に鳴くという習性を持っていますが、その声は大きく、人にとっては耳障りな程甲高いものです。
しかし、果実や種子、花などを食べる為に木に止まった際などは、大人しくなり、殆ど鳴く事はありません。

尚、アケボノインコはトウモロコシやバナナなどを栽培している農場を荒らす事がある為、一部の人にとっては害鳥とされけている場合もあるようです。