アンデスイワドリ
Andean cock-of-the-rock

アンデスイワドリ
科名
カザリドリ科
その他の名前
英名:[Andean cock-of-the-rock]
学名:[Rupicola peruviana]
分布
アンデスイワドリは南アメリカ大陸の北西部にあるベネズエラからボリビアにかけてのアンデス山脈に分布しています。
また、生息域は気候が亜熱帯にあたる標高の地域です。
大きさ
体長:30cm
羽色
アンデスイワドリは雌雄で羽色が異なります。
渡り
渡りを行いません。
生息地
アンデスイワドリは岩場や上流域、森林から離れた場所に生息しています。
解説
アンデスイワドリは頭部と胴体の上部が非常に鮮やかな美しいオレンジ色をしている鳥ですが、この特徴を持つのはオスのみで、メスのアンデスイワドリはオスのオレンジ色の部分がくすんだ褐色になっています。

アンデスイワドリの特徴は求愛の際に用いられるオスの頭部の冠羽などにあり、この部分はディスプレイとしての役目を果たす際はクチバシが隠れてしまう程に大きく前方に膨らみ、眼の形も円形から縦長の楕円形えと変化します。
また、アンデスイワドリの求愛は「レック」と呼ばれている、森の中層から上層にある葉のない枝のある特別な場所で行われ、メスはそこでオスの求愛行動を見て、自分の相手を選びます。
相手が決まり、交尾が終わるとメスは産まれた卵を単独で保護し、ヒナを育てていく事になります。
尚、ヒナを育てる為の巣はメスが泥と細かく裁断された植物の欠片などを唾液で固めて作ります。