ハシビロコウ
Shoebill

ハシビロコウ
科名
ハシビロコウ科
その他の名前
嘴広鸛
英名:[Shoebill]
学名:[Balaeniceps rex]
分布
ハシビロコウはアフリカ大陸のスーダンからザンビア、ザイールの南東部にかけての湿地などに分布しています。
大きさ
体長:120cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
ハシビロコウは渡りを行いません。
生息地
ハシビロコウは淡水の湿地や沼地などに生息しています。
解説
ハシビロコウは体に釣り合わないほどの非常に大きなクチバシが特徴の鳥で、その重いクチバシの影響でバランスが取りづらい為か首を縮めてた姿勢でいる事が多く、飛行する際も首を縮めた姿勢で飛びます。
また、足の指も体重を分散させる為にかなり長いものとなっています。

ハシビロコウは世界中でもアフリカのごく一部の地域の湿地や河川などにしか生息してませんが、日本では上野動物園をはじめ、高知県立のいち動物公園、千葉市動物公園、伊豆シャボテン公園で見る事ができ、そのユニークな姿で来場者を魅了し続けています。

ハシビロコウの餌は主にナマズや肺魚などの魚類で、その他にもミズヘビやカメなどの爬虫類やカエルも食べます。狩りの方法は獲物を見つけると飛びかかり、体ごと折れ込んで大きなクチバシで捕えます。
また、この大きなクチバシはヒナに水を与える際の水を運ぶ為の容器としての役割も果たしています

巣は多く茂った水草の上にアシや草、葉などの植物由来の材料を用いて塚のような形に作ります。