カワセミ
Common Kingfisher

カワセミ
科名
カワセミ科
その他の名前
翡翠、翡翆、魚狗、川蟬
英名:[Common Kingfisher]
学名:[Alcedo atthis]
分布
カワセミはユーラシア大陸のロシアなどの寒さの厳しい地域以外の広い範囲やアフリカ大陸の北部、インドネシアなどの東南アジアの島々、南大西洋の島々などに分布しています。
日本においては留鳥または漂鳥として全国的に生息しています。
大きさ
体長:16cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
カワセミは一部、渡りを行います。
生息地
カワセミは海上や湿地や沼地などの淡水域の周辺や海岸、マングローブの林などに生息しています。
解説
カワセミはホバリングもできる動きの素早い鳥で河川や湖などの周辺の高い場所にとどまっている事が多く、そこから水中に住む獲物を探しています。獲物が見つかると水中に飛び込んで餌となる小魚や小型の甲殻類、水生昆虫を捕らえ、捕えた獲物を枝などに打ちつけてから飲み込みます。

カワセミの羽色は背の部分の鮮やかなコバルトブルーが美しく、胸から腹にかけてのオレンジ色の羽もハッキリと確認する事ができます。また、頭部の後ろ側には白い房が見られ、クチバシは黒色です。
水に潜る際には眼の部分にある「瞬膜(しゅんまく)」と呼ばれる薄い膜を閉じる事で眼を開けたまま水の中を見る事ができるのも特徴のひとつです。
また、この瞬膜は直射日光や風からも目を守る事ができると言われています。

縄張り意識が強く、自分の縄張りに別の個体が入ってくると追い払おうとします。
繁殖期には雌雄が一緒に暮らしますが、繁殖期以外の時期はオスとメスが別の縄張りで過ごします。

カワセミは土手などに掘った穴を巣としています。
鳴き声は「ツゥピー」や「チッピッ」などの言葉で表現されます。