オナガフクロウ
Blue-fronted Parrot

オナガフクロウ
科名
フクロウ科
その他の名前
英名:[Blue-fronted Parrot]
学名:[Amazona aestiva]
分布
オナガフクロウは北アメリカ大陸の北部やユーラシア大陸の北部に分布していますが、生息地域によっては冬になると南の暖かい地域へと移動する個体も確認されています。
大きさ
体長:38cm
羽色
雌雄で色が似ています。
渡り
オナガフクロウは一部が渡りを行い、生息地域によっては放浪する個体もいます。
生息地
オナガフクロウは木の多く茂った森の中や森の周辺地帯に生息しています。
解説
オナガフクロウは名前の通り、通常のフクロウよりも長い尾を持っている事が大きな特徴となっている鳥で、体の形状などは同じ猛禽類のハヤブサやタカなどと少し似ています。

一般的にフクロウは夜行性だと考えられていると思われますが、オナガフクロウは昼間に狩りを行う昼行性の鳥で、主にハタネズミなどの哺乳類や小型の鳥類を狩りの獲物としています。
狩りを行う際は視界を広げる為に枝の先端の方に止まって周りを見渡し、獲物を見つけると通常は滑空しながら直線的に獲物を捕らえにいきますが、獲物の動き方によってはターンしたり、ホバリングを行う事もあります。

オナガフクロウの巣は木に自然にできた樹洞を利用したり、別の鳥が作った巣を再利用する事もあります。
また、卵の数は平均7個で、食べ物が多い場合は高い確率でヒナが巣立ちますが、食べ物が少ないと巣の中で飢え死にする事も少なくありません。