オウギバト
Victoria crowned pigeon

オウギバト
科名
ハト科
その他の名前
扇鳩
英名:[Victoria crowned pigeon]
学名:[Goura victoria]
分布
オウギバトはオーストラリアから海を隔てて北の方角にあるニューギニアの北部に分布しています。
大きさ
体長:75cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
オウギバトは渡りを行いません。
生息地
オウギバトは木々の茂った森林地帯に生息しています。
解説
オウギバトは頭部にあるフサフサとした扇形の冠羽が非常に美しい鳥で、この求愛の際にディスプレイとして用いられるレース状の冠羽はオウギバトを一目で見分ける事ができるようにしている目印のひとつでもあります。

オウギバトの羽毛は全体的に青系の色で構成されており、翼の一部に薄い色の帯と黒っぽい色をした部分が見られます。
派手な羽の色ばかりが取り上げられがちですが、足の部分の表面が鱗模様になっている事もオウギバトの特徴のひとつです。

オウギバトは熱帯雨林地帯の地上に住み、歩きながら地面に落ちている果実や種子などの植物を食べて生活しています。
基本的には地上で生活するオウギバトですが、敵から逃げる際や木の上に作られた巣に戻る際には僅かに飛びます。
また、巣は植物の茎や木の枝を材料としており、形は口が大きく広がった皿型になっています。