ロイヤルペンギン
Royal Penguin

ロイヤルペンギン
科名
ペンギン科
その他の名前
英名:[Royal Penguin]
学名:[Eudyptes schlegeli]
分布
ロイヤルペンギンは南極大陸周辺の海に分布しています。
大きさ
体長:約70cm
羽色
ロイヤルペンギンは雌雄で羽色が似ています。
渡り
渡りは行いません。
生息地
ロイヤルペンギンは海岸近くの植物のある斜面や海岸から1600mほどの距離の内陸の丘などで生活しています。
解説
ロイヤルペンギンは他のペンギンと同様に一日の大部分を遠洋の海上で過ごすペンギンで寒い地域にしか生息しておらず、南極大陸の周辺の海にのみ分布が確認されています。

ロイヤルペンギンはマカロニペンギンによく似ている事でも知られていますが種としてもかなり近いようでマカロニペンギンとの間に種間雑種が産まれる事もあるようです。

繁殖はオーストラリア大陸の南東にある無人島のマッコーリー島でのみ行います。尚、マッコーリー島はオーストラリアの領地になります。
産まれてから10~20日までの間は両親のどちらかが面倒を見ますが、その後は「クレイシ」と呼ばれるヒナだけの群れを作って生活するようになります。しかし、ヒナはすぐに餌を取り始める訳ではなく、親鳥が一日に2、3回餌を与えにクレイシに来るようです。
ヒナは生後2ヶ月ほどで羽が生え揃い、クレイシを解散して巣立っていきます。

ロイヤルペンギンは主な餌としてオキアミや魚を食べますが、まれにイカも食べる事があります。

ロイヤルペンギンは1870年~1919年の間、油の採取のため狩猟の対象となっており、タスマニア植民地政府はロイヤルペンギンの狩猟許可も与えていたそうです。その為、毎年平均、ロイヤルペンギンやキングペンギンなどのペンギンが15万匹もが狩られていました。
その後、マッコーリー島でのペンギンを対象とした狩猟が禁止されてからは個体数は回復し、現在では140万羽にまで増加しているようです。