シロフクロウ
Snowy Owl

シロフクロウ
シロフクロウ2
科名
フクロウ科
その他の名前
白梟
英名:[Snowy Owl]
学名:[Bubo scandiacus]
分布
シロフクロウは北アメリカ大陸の北部、グリーンランドの南部、ユーラシア大陸の北部に繁殖し、食べ物が少ない地域においては南限に移動する事があります。
また、北海道のサロベツ原野にも稀に冬鳥として飛来する事があります。
大きさ
体長:58cm
羽色
雌雄で羽色が似ています。
渡り
シロフクロウは一部、渡りを行います。
生息地
シロフクロウは草原などに生息しています。
解説
シロフクロウは名前の通り、頭部の先から足の指の先まで真っ白なフクロウで、主に雪の多い寒い地域に住んでいる為、この白い体が背景と上手くカムフラージュするようになっています。

シロフクロウは写真のようにクチバシは黒っぽい色をしていますが、クチバシの付け根にある鼻孔の部分や足の指は羽毛に覆われており、頭頂部や翼の部分などに黒っぽい斑紋が見られます。
また、オスに比べてメスの方がこの黒っぽい斑紋が多い傾向があるようです。

フクロウは一般的に夜行性で夜に行動する事が多いのですが、このシロフクロウは昼も夜も採食し、その獲物となるものは殆どがレミングという種類のネズミです。
レミング以外の餌となる動物はカモやカモメなどの鳥類や野兎などの小型の哺乳類です。

巣はツンドラ地帯の浅い窪みに作られます。