ヤドリギツグミ
Mistle Thrush

ヤドリギツグミ
科名
ツグミ科
その他の名前
宿木鶫
英名:[Mistle Thrush]
学名:[Turdus viscivorus]
分布
ヤドリギツグミはユーラシア大陸のヨーロッパの全域から中東、中央アジアにかけての広い地域、アフリカ大陸の北部にあるごく一部の地域に分布しています。
大きさ
体長:28cm
羽色
ヤドリギツグミは雌雄で羽色が似ています。
渡り
一部、渡りを行います
生息地
ヤドリギツグミは木々の鬱蒼とした森林地帯や視界の開けた草原、藪などに生息しています。
解説
ヤドリギツグミは体の下面にあたる首から胸、腹部にかけての部分にハッキリとした黒い斑紋があるヒタキ科の鳥で、上記の写真では木の枝に止まっていますが、基本的には樹上ではなく、主に地面で生活します。

ヤドリギツグミの体にはしっかりとした頑丈なクチバシと、長く力強い足を備えており、背の部分の羽色は淡い褐色、ツグミの仲間の中では大きな部類に属します。
ヤドリギツグミは通常はペアか家族おを群れをつくって生活していますが、冬になると食料確保の為に食べる事ができる実がなる木を単独かペアで守って生活するようになります。
雑食性で木々のある場所では液果などの植物を食べますが、草原などの開けた場所では小型の無脊椎動物を捕えて食べます。

飛行中に鳴く事で知られ、鳴き声は「キーキー」という言葉などであらわされます。
また、異常気象の時に木の頂上で鳴くと言う習性がある事から「嵐の鳥」と呼ばれる事もあります。

巣は木の枝の股の部分などの固定しやすい場所に草と苔を材料して作られたカップ型のもので、他のツグミの仲間の巣よりも高い場所に作ると言われています。