キンクロハジロ
Tufted duck

キンクロハジロのオス
キンクロハジロのメス
科名
カモ科
その他の名前
金黒羽白
英名:[Tufted duck]
学名:[Aythya fuligula]
分布
キンクロハジロはユーラシア大陸の非常に広い範囲で繁殖し、アフリカ大陸のスーダンの南部やインドの北部などの暖かい地域まで移動して越冬します。
日本国内においては冬鳥として全国的に分布し、一部、夏鳥としても生息しています。
大きさ
体長:43cm
羽色
雌雄で羽色が異なります。
渡り
キンクロハジロは渡りを行います。
生息地
キンクロハジロは湖や河川、淡水の湿地や沼地、公園や市街地などに生息しています。
解説
キンクロハジロはオスの後頭部にポニーテールのような長い冠羽がある潜水性のカモで、羽の色が雌雄で異なり、オスは一枚目の写真のようにわき腹の部分が白いのですが、メスは二枚目の写真の上側の個体のようにわき腹の部分とが褐色になっています。

キンクロハジロは雌雄で羽色が違っていますが目の色はどちらも黄色で、水深10m以上まで潜る事ができ、水草などの植物や貝やエビなどの小さな水生動物を食べて生活しています。
キンクロハジロは通常、日中は休息して夜間に活発に活動しますが、公園などで餌付けされているものは日中でも餌を求めて動き回ります。

キンクロハジロは渡り鳥であり、越冬中は群れで生活し、あまり鳴く事はありますせんが、鳴き声はオスは「フィー」メスは「クルル」と鳴きます。

キンクロハジロの巣は水辺の近くにある窪みを利用したもので綿毛や草などのやわらかい素材のものを敷いて産座にしています。